ガラスには熱割れという現象がありますが知っていますか?
こんばんは!
千葉県習志野市のサッシや・総和の高橋です。
網入りのガラスを見たら身に覚えのないヒビを発見したことはありませんか?
ふと窓ガラス(網入りのガラス)を見たら、自分では故意にぶつけたことなどないし、力を加えたこともしていないのに、ガラスが割れていたなんてことはありませんか?
これはほとんどの場合、『ガラスの熱割れ』が発生したと思われます。
じゃあ、『ガラスの熱割れ』って、何なの?ってことですよね。
ガラスは直射日光が当たることによって、熱を吸収して高温になり膨張します。窓ガラスとして使用される場合には、サッシの中に隠れている部分とそうではない部分とで膨張の度合いが違ってきます。このように熱膨張の差が生じると、ガラスにヒビが入ります。これを、『ガラスの熱割れ』と言います。
熱割れの特徴はガラスの端に対して直角にヒビが発生します。
じゃあ熱割れの対策は?
故意にやっているわけでもないけど、それじゃあ、熱割れの対策はないのかな?
ということでいくつか挙げたいと思います。
①ガラス面にカーテンやブラインドを密着させないこと。それが密着すると、その部分だけが過熱して熱割れが起きやすくなります。
②冷暖房をガラス面の直接当てると、その部分だけが周りとの温度差が生じるので、熱割れの現象が起きやすくなる。
③ガラス面にフィルムを貼ったりしないこと。そうすると、熱吸収が大きくなって熱割れを起こしやすくなる。
④熱割れは網が入ったガラスで多く発生します。というのも、網入りガラスは一般的な板ガラスと比較して、強度は半分以下なので熱割れが発生しやすい傾向にあります。ですから、もし、その窓が防火窓であれば、網の入っていない耐熱強化ガラスに交換するのも一つの方法です。
以上が考えられる熱割れ対策なんですが、この熱割れは、故意ではないにせよ、商品の特性上やむを得ないことで商品保証の免責事項に該当するので有料での交換になってしまうのです。
参考になりましたでしょうか?ですから、もし、木造新築で防火窓を使わなければいけない時なんかには、網入りではなく、網が入っていない耐熱強化ガラスを入れることをオススメします。
今日は以上です!