窓の下(各窓の左右両端)には、窓がレールをスムーズに走行するための車輪状の部品「戸車」がついています。開閉がガタついたり、閉めてもスキマができるのは、窓が傾いていることが考えられます。戸車の高さを調節してみましょう。
引き違い窓から隙間風や砂埃が入ってくるのですが、なぜでしょうか?
こんにちは!
千葉県習志野市のサッシや・総和の高橋です。
今日は朝から嵐のように強風が吹き荒れていますね。事務所にいても、外ではビュービューとものすごい音を立てて、窓がガタガタしています。
さて、こんな時に言われることがあります。引き違い窓をきちんと締めているのにも関わらず、室内側に砂埃がかなり溜まっているんですけど、これは窓に不具合があるからなのでしょうか?答えは不具合ではないケースがほとんどです。
引き違い窓は、全閉時にその隙間を塞ぐために、枠や障子にパッキンなどの気密部品を付けて、室内に砂が入りづらい構造になっていますが、風が吹くと外と室内とで気圧差が生じて、その気密部品の接触部分から空気と一緒に砂が室内に入ってくることがあります。
また、引き違い窓は構造上、レールの上にサッシが乗っているので、どうしても隙間風が入りやすいんです。
但し、隙間風がかなり激しいと感じた時には、もしかしたらサッシの調整不足も考えられますので、その時にはサッシの調整をする必要が出てきます。できれば専門業者さんにみてもらった方が良いかと思います。
ガタツキやスキマを直す
窓がスムーズに開閉しない。スキマ風でスースーする。それは、窓がまっすぐに立っていないためかもしれません。
スキマをふさぐ部品「下部摺動片」もチェック
不具合の原因は、窓とレールとの間のスキマをふさぐ部品「下部摺動片」にある可能性も。スキマをふさぎすぎると窓が動かしにくくなり、スキマを空けすぎると気密性が悪くなります。
▲YKKAP株式会社 ホームページより
もし、新築をこれから計画されているのであれば、極力、引き違い窓を少なくすることも、隙間風や砂埃対策の一助になると思います。
今日は以上です!