築40年の平屋を快適な空間へするべく『ほくほくプロジェクト』床下断熱のワークショップに参加して!
おはようございます!
千葉県習志野市のサッシや総和の高橋です。
八ヶ岳山麓で築40年の空き家をエコハウスに生まれ変わらせる『ほくほく』プロジェクト。
夏は猛暑で、冬は極寒になるくらいの隙間だらけの平屋を、どのような断熱、機密の作業を施せば、快適に暮らせるエコハウスになるのか?そんなプロジェクトのワークショップに参加させてもらいました。
▼現場から見える八ヶ岳がもう最高でした!
まずはお施主様であり、このプロジジェクトの主催者である、斎藤健一郎さんから、この『ほくほく』プロジェクトのテーマについてのお話しが。
築40年の平屋が、どうしたら気密・断熱性能を有した家に変貌するだろうか?
斎藤さんは、この隙間だらけの築40年の平屋を、どうしたら気密、断熱性能を有した家に変身させることができるのか?それを実験してみたかったのだそうです。
▼主催者であり、お施主さまでもある、斎藤健一郎さん!
そして、このプロジェクトの主要メンバーである、皆さんからもレクチャーがありました。
▼築40年の平屋がこのプロジェクトの舞台!
で、今回のミッションとしては、『床下の断熱施工』。ボクはサッシやだから、『床下の断熱施工』に関わることは基本的にはないけど、大きな括りとして、断熱、気密というのは、サッシを含めた建物の性能ということからすると、大いに関係があるわけです。
▼この日の施工前の状況です!
今回のテーマでもある、夏の猛暑、冬の極寒を快適な空間にするためには、床下の断熱施工は大きな影響を及ぼします。すごく大事な作業になります。そんな大事な作業を実際に自分の目で断熱材を見て、触れて、加工して、施工して、体験して見たかったわけです。どこに注意して作業しなければいけないのか?そんなところをプロの大工さんに教わりながらできるワークショップ。自分にとってはすごく良い経験になると思ったので。
▼山梨県富士吉田の梶原建築の棟梁がこの現場を仕切ってくれています!
このプロジェクトでは、断熱材はグラスウールです。グラウウールというのは、ガラス繊維でできている断熱材です。これをそれぞれの大きさに切断して、床に納めていくのですが、これがすごく難しい(笑)うまく真っ直ぐ切れないんですよね(笑)
▼グラスウールを切断しているところ!もちろん、本気です!
見ているときは簡単だろうと思っていたけど、実際にやって見ると、意外と難しい。そして、わかってはいたけど、グラスウールはチクチクして痒くて痒くて仕方ないんです(笑)これが一番の厄介でした(笑)
▼グラスウールを床に敷き詰めていきます!もちろん、隙間はNG!
切断した断熱材を床にはめていくのですが、隙間があってはダメなわけです。でも、どのくらいまでが許容範囲なのか?そこもすごく難しくて、少しくらいの隙間くらい大丈夫だろうという安易な考えが、結局は断熱欠損を生むわけですよね。今回、そこだけは注意深く作業をしました。
断熱は目に見えないことなので、特にエンドユーザーに説明するのはすごく難しい。さらにいうと、カタログに書いてあるスペックを覚えて、勉強しても、実際に自分がそれを体感していないとまず伝わらない。ボクは幸いなことに自分のお客さんで高性能な住宅を手がけている人たちがいて、モデルルームの宿泊体験なんかもさせてもらっているから、高断熱、高気密の住宅がどれだけすごいのかは体感しています。だから、自分というフィルターを通して、言葉で伝えることができます。目に見えないことだからこそ大切なわけです。
▼グラスウールの上に落ちないように注意しながらの記念撮影!笑
今回のワークショップは、その高断熱、高気密住宅が、どうできていくかの過程を体験できる絶好の場でした。この床下断熱の施工をすることによって、完成後、どう変わるのか?完成した後、冬の寒い日に来て、床の表面温度がどうなのか?室内にいて、快適なのか?そうじゃないのか?その辺を今度は体感したいなと。これで、自分が快適だなと思えば、この工事が一つの指標にもなると思うんです。
▼現場前にて!吉田さん、どうしました?笑
今回、施工に関しては、3人のプロの大工さんがいて、断熱、気密に関しては、メーカーの営業マンの方が来られていて、共に要所でレクチャーしてくれて、すごく勉強になりました。形式はワークショップでしたが、実際は重労働だったかなと(笑)最後は暑さもあったけど、かなりのバテバテでした(笑)でも、楽しく作業ができたし、いい汗かけて、山梨まで行って良かったです。
▼八ヶ岳をバックに!笑
主催者の斎藤さん、そして参加された皆さま、本当にありがとうございました。クタクタに疲れたけど、すごく楽しかったです。
あと最後にお伝えしたかったことが・・・。
ボクのヘルメットの被り方を見て、元ヤクルトスワローズのオマリー選手に似ているという人がいたのですが、私はオマリー選手を意識しているわけではございません(笑)
最後にお伝えしたかったことは以上です!笑