ペルーの文化を愛する窓屋の社長 高橋俊生

千葉県の習志野でお家やビルの窓を販売しています。(MADOショップ 習志野マラソン道路店) 住みやすいお家作りには窓選びも重要です。窓に関する事、趣味のことを書いていきます。(野球、高校サッカー、ペルー文化、トレーニング)

お施主さんのためにならない安価なサッシの提案はやめよう!

こんばんは!

千葉県習志野市のサッシや・総和の高橋です。

 

ゴールデンウィークも終わりましたね。今年は全く遠出することもなく、ホントに近場しか行っていないんですけど、どれでも家族、子供達で楽しめました。今日から、また頑張って行きたいと思います。

 

知らず知らずのうちに安易に安価なものを提案しようとしていませんか?

 

さて、僕たちサッシやは、工務店さんが新築工事の案件がある時に見積依頼を受けます。その時に、当然、見積をするにはある程度の打ち合わせをしないと、見積することはできません。工務店さんが、お施主さんが、どんなコンセプト、どんな希望を持っているのか、その辺の情報があればそれを聞き出します。

よくあるパターンとしては、工務店さんから、『予算がないから、安いのでいいよ。』とか言われるケース。

 

この場合の予算って、誰の予算なんでしょうか?

工務店さん?建築全体に占めるサッシの金額って大きいので、どうしても予算の調整弁になることが多いんですよね。全体の予算金額が決まっているのは理解できます。青天井で予算を出せるお施主さんなんていうのは、ほとんどいないと思うから(笑)でも、きちんとお施主さんに大事な開口部・サッシが建物の性能にどう影響を及ぼすかは伝えるべきだと思うんです。でも、工務店さんは面倒だから、そんなこともせずに、お施主さんにサッシの仕様を選択させることなどしなくて、安価な製品に決められてという場面を見ています。これは、本当にお施主さんにとっては不幸なことです。きちんと説明もせずに、ただ金額の話だけで決めてしまう。その金額を高いと思うか安いと思うか判断するのは工務店さんではなく、お施主さんですよね。後から、メンテナンスで現場に行った時に、お施主さんと会話をした時に、『こんなに高性能なサッシもあったんですね。どうしてあの時に説明してくれなかったのかな?』と言われたことも過去にあります。

 

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また、別のケースとして、全く特段何も決まっていなかった場合には、『予算組みの見積だから、適当に拾い出ししておいてよ。』と。それに対して、僕たちはどう提案していくのか。そうした時に、知らず知らずのうちに安価な製品を提案しようとしていませんか?勝手に工務店さんの為にと思って、安価な製品を提案して、見積をする。お施主さんとの契約は工務店さんだけど、我々、サッシやのベクトルはお施主さんに向かっていないとダメだと思うんです。その安価な製品を選定することが、お施主さんの為になっているのでしょうか?これに尽きますよね。

 

サッシの仕様が変わることによって、コストアップして、それを高いと思うか?それならリーズナブルと思うかは、工務店さんが決めるわけではなく、お施主さんが決めることですよね。本来、理想としては、建物の性能に大きな影響を及ぼすサッシの仕様に関しては、お施主さんに決めさせることなく、工務店さんが基本仕様として決めておいてもらえればいいと思うんです。もちろん、高性能なサッシを標準仕様とすることはいうまでもありませんが。

 

僕たちサッシやとしても、サッシの重要性、大切さを、もっと工務店さんにきちんと説明して、提案していくことが必須です。金額だけで、いつまでも安価な仕様のサッシを勧めていたのでは、いつになってもサッシの高性能化は進まないと思うので、そこは肝に命じていかなければいけませんね。

 

今日は以上です!