ペルーの文化を愛する窓屋の社長 高橋俊生

千葉県の習志野でお家やビルの窓を販売しています。(MADOショップ 習志野マラソン道路店) 住みやすいお家作りには窓選びも重要です。窓に関する事、趣味のことを書いていきます。(野球、高校サッカー、ペルー文化、トレーニング)

職人さん不足が叫ばれる中、今こそ職人さんを大切にしなきゃいけない!

こんばんは!

千葉県習志野市のサッシや総和の高橋です。

 

台風で被害を受けた現場の調査に行ってきました。場所は千葉県の最南端の南房総市です。正直、最初はあまりにも遠方なので、お断りしようと思ったのですが、ある程度、時間の猶予をもらえればという条件付きで依頼を受けることにしました。そして、やっぱり人ですよね。その人じゃなければやっていなかったかもしれない。兎にも角にも、待ってもらったので、これからしっかりやって行きたいと思います。

 

さて、その南房総への現場の帰り、ある人に会いたくて訪ねてきました。はい、この前の台風で停電がしばらく続いて、すごく大変な思いをされた職人さんのところです。覚えていますでしょうか?君津に住んでいる職人さんです。あっ、12年前に、職人さんとしては引退されています。

 

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ちょうど帰り道だったし、ちょうど自宅にいるということだったので、寄ってみました。台風被害に遭った時に、僕が訪れた以来です。会ってみたら、相変わらず元気、元気。とても75歳には見えない。それくらい元気でした。

 

この職人さんには、若い頃に本当に現場でお世話になりました。口は決して良いとは言えないけど、すごく優しかったし、職人としての技術、知識ともにハイレベルで文句のつけようのない職人さんでした。そんな素晴らしい職人さんたちが、今、どんどんいなくなってきています。一時期、現場の予算の調整弁として、工賃をカットされたりした時代がありました。で、あまりにも酷い工賃を強いられていた職人さんなんかは、そんな工賃で、単価でやっているなら、廃業したほうがマシということでヤメていった人がたくさんいたと思う。だから、今の職人さん不足は自業自得といってもおかしくないと思ってます。サッシ職人なんて、1、2㎜の世界での施工をしているわけで、すごく高度な技術が要求される職種です。

 

だから、そんな職人さんの技術を継承しなきゃいけないし、今こそ、我々は職人さんをもっと大事にしなきゃいけないと思うんです。職人さんの人区(にんく)、工賃、単価なんかを落としちゃダメなんです。僕は絶対に職人さんの工賃を落とすようなことはしない。それはサッシ職人をリスペクトしているし、それだけの精度を求められる人たちなんだから、もっと大事にしなきゃダメですよね。

 ▼昔、本当にお世話になった、元サッシ職人の小泉さん!元気そうで良かった!

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昨日、その元職人さんと話をしていた時に、職人の晩年は、単価が酷かったと。俺たちの価値ってそんなもんなのか?本当にそう思っていたそうです。職人さん不足が叫ばれている中、今こそ職人さんを大事にしないといけないということ、そして若い人にどうしたらサッシ職人をやってみたいと思わせるか、みたいなのを伝えていかないと。もちろん、そう簡単じゃないけどね。

 

今日は以上です!!!